皆さん、こんにちは。八戸市・根城で一人ひとりに寄り添う個別指導の塾、学習塾Rootです。
学校推薦型選抜や総合型選抜による受験を目指す高3生にとって、この夏休みをどう過ごすかは、単なる長期休暇の使い方という以上に、これからの進路を左右する大切な時間です。「本当に間に合うだろうか」「何から手をつければいいのか」— そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、この夏に何を、どの順番で行えば、志望校の合格に近づけるのか。その具体的な8つのアクションを、順を追って紹介していきます。
当サイトでは、これからも八戸の小学生・中学生・高校生の皆さんとその保護者様へ向けて、日々の学習や受験に役立つ情報をお届けしていきます。

なぜ「夏」が勝負の分かれ目になるのか
多くの大学で、学校推薦型・総合型選抜の出願は9月から本格化します。つまり、夏休みが終わった瞬間に準備期間は実質的に終わり、本番を迎えることになります。夏の過ごし方が、提出書類の完成度、面接での受け答えの深さ、小論文の筆力といった、合否を分けるすべての要素の質を決めると言っても過言ではありません。
ここで大切になるのが「逆算の視点」です。9月の出願をゴールに考えると、8月末にはすべての準備が形になっている必要があります。出願書類の作成も、面接の受け答えも、小論文の技術も、一朝一夕には身につきません。夏というまとまった時間をどれだけ密度濃く使えるかが、結果を左右する大きな要因になります。
それでは、具体的なアクションを一つずつ見ていきましょう。
アクション 1:進路に関係する本を読む
まず取り組んでほしいのが、自分の進路に関係する本を読むことです。忙しい時期にわざわざ読書の時間を作るのは非効率に思えるかもしれませんが、読書は入試で戦うための武器を増やす作業です。得られるメリットは大きく3つあります。
1つ目は、志望理由書を書く際に、なぜその分野を学びたいのかという動機を、より具体的で専門的な言葉で表現できるようになることです。2つ目は面接対策です。本を通じて得た知識は、面接官からの質問に対して自分の言葉で論理的に答えるための土台になります。3つ目は小論文対策で、本から得た知識やデータは、自分の主張を補強する根拠として役立ちます。
忙しい夏だからこそ、スマホを見る時間を少し削ってでも、活字に触れる時間を確保してみてください。
アクション 2:オープンキャンパスに参加する
8月は、全国の大学がオープンキャンパスに力を入れる時期です。この機会を「大学見学」や「パンフレット集め」だけで終わらせてしまうのはもったいないことです。合格を目指すなら、オープンキャンパスは大学と対話し、自分の考えをブラッシュアップする場として活用しましょう。
具体的には2つの行動をおすすめします。1つ目は、志望学部の教員と直接話し、大学で何を研究したいのか、将来どんな夢を持っているのかを伝えてみることです。2つ目は、在学生に積極的に質問し、ウェブサイトには載っていないリアルな大学生活の声を聞くことです。最初は緊張するかもしれませんが、一歩踏み出してみてください。こうした対話から得られる視点は、志望理由をより具体的な内容へと深めてくれます。
「この大学でなければならない理由」を、自分自身の体験として語れるようになることが、合格に近づく道です。
アクション 3:課外活動やボランティアに挑戦する
「もう8月なのに、今から始めても遅いのでは」と不安に思う必要はありません。志望分野に関連する課外活動やボランティアがあれば、今からでも積極的に参加してみてください。
ここで意識したいのは、活動の目的は「実績の数を増やすこと」ではないという点です。大学の先生が見ているのは、活動の量ではなく、その体験を通じてどう悩み、何に気づき、どう変化したかという「成長の質」です。
現場を実際に体験することで、机の上だけで考えていた志望理由が、より説得力のあるものに変わっていきます。現実の課題や人の思いに触れることで、大学で何を学びたいのかという目的意識もはっきりしてくるはずです。こうした現場での気づきは、書類や面接での説得力につながっていきます。
アクション 4:学力試験がなくても勉強を怠らない
学校推薦型・総合型選抜の中には、筆記試験が課されない形式も多くあります。しかし、だからといって「夏は勉強しなくていい」と考えるのは危険です。夏も勉強を続けるべき理由は2つあります。
1つは、万が一不合格だった場合のリスクヘッジです。公募推薦や一般選抜への切り替えが必要になったとき、夏に基礎学力の勉強を止めていた影響は、後から取り戻すのが難しくなります。もう1つは、学力が「考える力」の土台になるという理由です。志望理由書を論理的に書くことも、課題を解決することも、説得力のあるプレゼンテーションをすることも、基礎学力があってこそ質が上がります。
日々の学習を続け、思考力を保っておくことが、この後の準備すべてを支えます。
アクション 5:志望理由書の執筆とブラッシュアップ
志望理由書は、夏休みが始まったその日から書き始めることをおすすめします。
ここで知っておいてほしいのは、志望理由書は一度書いて終わりではないということです。質を高めるためには、最低でも20回近く書き直すつもりで取り組んでください。1回目から完璧を目指す必要はなく、書いては直し、また書くというプロセスを、夏の間繰り返すことになります。
また、自分一人で抱え込まないことも大切です。学校の先生や保護者など、身近な大人に読んでもらいましょう。自分では気づかなかった論理の飛躍や言葉足らずな部分に、他者の視点が入ることで気づけることがあります。何度もフィードバックを受け、誰が読んでも納得できる文章に仕上げていきましょう。
アクション 6:自己分析を深める
志望理由書を書くことと同じくらい重要なのが、自己分析を深めることです。「これが好きだから」という表面的な理由で終わらせず、自分の過去の行動に対して「なぜ」を繰り返し問いかけてみてください。「なぜあの部活を選んだのか」「なぜあのボランティアを始めようと思ったのか」。動機を深掘りしていくことで、自分の行動を一貫して支えている価値観が見えてきます。
「志望理由書を書く作業」と「自己分析で自分を深掘りする作業」は、何度も行き来しながら進めるのがおすすめです。書くことで自分の考えの浅さに気づき、分析することで新しい言葉が見つかる。この往復こそが、面接官に伝わる言葉を生み出す土台になります。
アクション 7:小論文の対策を夏から開始する
小論文の対策を「出願が終わった9月から始めればいい」と考えているなら、それは見直した方がよいかもしれません。
9月以降は書類の最終調整や面接練習、出願手続きで忙しくなり、じっくり書く時間を確保しづらくなります。だからこそ、夏からのスタートが重要です。小論文はすぐに書けるようになるものではありません。夏のうちに多くのテーマに取り組み、書く回数を重ねることで、記述力を着実に高めておく必要があります。
小論文対策には、もう一つの効果もあります。志望分野に関するテーマに取り組むことで、その分野の最新動向や専門知識が自然と身につき、志望理由書や面接での受け答えの質も上がっていきます。記述力と専門性を同時に鍛えられる、効率のよい準備方法と言えるでしょう。
アクション 8:スケジュールを把握し、すべて「逆算」する
最後にお伝えしたいのが、スケジュール管理の重要性です。
どれだけよい志望理由書を書いても、提出締め切りに遅れてしまえば意味がありません。まずは試験日だけでなく、書類の出願締め切りなど、すべての重要日程を正確に把握してください。そして、その締め切りから逆算して、今日は何をすべきか、来週までに何を終わらせるかという行動計画を立てます。
立てたスケジュールは、頭の中だけで管理せず、紙に書き出しておくことをおすすめします。冷蔵庫の扉や机の前など、目に入りやすい場所に貼っておくと、常に締め切りを意識しながら行動できます。
ここまでに紹介した7つのアクションすべてを支えるのが、この逆算の考え方です。
まとめ:徹底した準備とスケジュール管理で合格へ
ここまで紹介した8つのアクションは、それぞれが独立しているわけではありません。自己分析と志望理由書を行き来することで言葉に実感がこもり、早めの小論文対策で専門性と表現力が磨かれ、それらを逆算スケジュールで確実にこなしていく。この積み重ねが、夏を乗り切るための土台になります。
この夏休み、どこまで自分と向き合い、どこまで粘り強く準備を続けられるか。その過程は、提出書類の言葉や面接での受け答えに自然と表れてきます。
具体的な一歩として、まず2つのことから始めてみてください。1つ目は、今日中に自分の志望校の出願締め切り日を調べ、カレンダーに書き込むことです。2つ目は、明日中に、自分の進路に関係する本を1冊手に入れることです。購入でも、図書館で借りるのでも構いません。この小さな2つの行動が、夏を通した準備の出発点になります。
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